ubuntuでexfatフォーマットのusbを使う
ubuntuを利用していて、usbや外付けハードディスクを挿入した時にデバイスが認識しない。
という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
今回はそのような、「ubuntuに外部メディアを挿入したけれども認識しなかった!」という時の対処法を紹介していきます。
ファイルシステムexFATをUbuntuで使う
exFAT形式のファイルシステムはMac,Ubuntu,Windowsと幅広いOSで使用できるため、大変便利です。
が、UbuntuではデフォルトでexFATを扱うことはできません。
UbuntuでexFATのファイルシステムでフォーマットされたUSBやHDを利用するためには、専用のパッケージをインストールする必要があります。
USBをポートに挿入してもディスクを読み込まなかった場合、専用パッケージ”exfat-fuse”、”exfat-utils”がインストールされていなかったことが原因かもしれません。
exfat-fuse, exfat-utilsのインストール
ubuntuでexfat形式のusbを認識するために、apt-getコマンドで必要なパッケージをインストールします。
ubuntuでexFATを利用するためには、exfat-fuse, exfat-utilsという2つのパッケージが必要です。
パッケージのインストールは以下のコマンドで行います。
端末(ターミナル)を起動して、コマンドを実行しましょう。
$ sudo apt-get install exfat-fuse exfat-utils
このコマンド1行でexfat形式のusbが使えるようになります。
コマンドの実行が終了したら、もう一度お手持ちのUSB等のデバイスをUSBポートに挿入してみましょう。
正しくexfat-fuse, exfat-utilsがインストールされていてば、exfat形式のUSBを読み込んでくれるはずです。
簡単でしたね。
ファイルシステムの種類
USBメモリのファイルシステムにはApple、Microsoftなど、各社が独自に開発したフォーマットが存在し、異なるOS間での互換性の意味で注意しなければならないことがあります。
ファイルシステムによっては他のOSでは読み込めない可能性があるので注意しましょう。
USBのファイルシステムはexfatでフォーマットしておくとubuntuやmac、windows、androidなど様々なOSで使用可能なために便利だと思います。私はいつもファイルシステムexFATのUSBを持ち歩いています。
代表的なファイルシステムには次のようなものがあります。
FAT32 | 古くからあるファイルシステム。 昔のPCでも使用可能。 Windows、MacでもLinuxでも使える。 ドライブ領域の上限は2TBまで。 1ファイルの容量上限は最大4GB。 圧縮、暗号化機能はない。 |
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exFAT | FAT32の欠点を解消した新しいファイルシステム。 Windows、MacでもLinuxでも使える。 ドライブ領域、1ファイル容量の上限が事実上ない。 圧縮、暗号化機能はない。 |
NTFS | Windows標準のファイルシステム。 基本的にWindowsで使用する。 Macでは読み取り専用となる。例外的に書き込みができる。 |
APFS | Appleが開発したファイルシステム。 基本的にApple製品で使用する。 |
皆さんも必要に応じてフォーマットを使い分けましょう。
以上、ubuntuでusbが認識しない時の対処法でした。